HMBとHMBカルシウムの違い

違いはどこ?HMBとHMBカルシウム

HMBについて調べていると、HMBの他に「HMBカルシウム」という表記を見ることがあります。この2つの違いは一体どこにあるのでしょうか。

基本的には違いはありません

結論から言ってしまえば、基本的に効果に違いはありません。

HMBカルシウムはその名前の通り、HMBとカルシウムが結合している状態です。カルシウムとHMBを結合させることによって、より効率よくサプリメントに配合できるようになっています。

結合するとHMBの筋力アップ効果が弱まってしまうのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないのでご安心ください。

カルシウムと結合したからといって、HMBの効果にさほど影響はありません。他のものが混ざっていると効果が半減するとお思いの方も多いですが、それは間違いです。

HMB「3-ヒドロキシイソ吉草酸」とは?

HMBの正式名称は「3-ヒドロキシイソ吉草酸」といい、英名の「3-hydroxy-3-methylbutanoic acid」を省略してHMBと呼ばれています。HMBは必須アミノ酸の一種であるロイシンから体内で生成される成分です。

BCAAにも含まれるロイシンは筋力アップや筋肉の分解抑制効果があるとされますが、HMBに変わらなければ効果を発揮できないといわれています。ロイシンが含まれる食品は牛乳や肉類、アボカドなどがありますが、ロイシンを摂取してもHMBに変わるのは5%ほどです。

摂取基準である3gのHMBを摂取するにはロイシンが30~60gも必要なため、効果を得たいならサプリメントで直接摂取することをおすすめします。

HMBはダイエットにも有効で、

  • 筋肉を増強する
  • 筋肉修復を促進
  • 筋肉の減少を抑える
  • 脂肪量を減少させる

といった効果があります。

ただし、HMBを飲むだけでは効果を得られるわけではなく、トレーニングと併用することが重要です。

トレーニング初心者の場合、HMBの効果を実感しやすく、高齢者の筋力アップにもおすすめです。

HMBを1日3gの摂取することで最大限の効果を発揮し、飲まない人と比べると約2倍筋肉量が増えたと実験結果がでています。ただし、3gを超えて摂取した場合、効果が半減するといわれていますので、1日の摂取量を3gにとどめておきましょう。

HMBCa(HMBカルシウム)とは

HMBカルシウムは、HMBとカルシウムが結合したものです。

HMBは、必須アミノ酸であるロイシンが代謝することによってつくられる物質で、筋肉がつくられるのをサポートしたり、筋肉が分解されるのを防ぐなどの働きがあります。

HMB単体では他の栄養素に吸収を阻害されやすいため、カルシウムと結合することで、吸収されやすい状態にしたものがHMBカルシウムです。摂取するとHMBとカルシウムに分解され、栄養素として吸収されるため、HMBの効果が半減することはありません。

カルシウムが結合した状態のHMBカルシウムは、HMBと一緒にカルシウムを摂取することができるため、筋力アップはもちろん、高齢者向けのロコモ・サルコペニア対策や、美容、ダイエットなど、幅広い分野で注目されています。

HMBとHMBカルシウムの違いについて

純粋なHMBとHMBカルシウムの違いは、HMBにカルシウムが結合しているかどうかの違いしかありません。

ただし、含有量に注意が必要で「HMBカルシウム〇mg配合」とあった場合、含有量×0.8がHMBの含有量です。

例として、

  • HMBカルシウム2000mg配合の場合:2000×0.8=1600mg
  • HMBカルシウム1000mg配合の場合:1000×0.8=800mg

が、HMB配合量となります。HMBの含有量を調べる際の参考にしてください。

しかし、HMBカルシウムでも「HMB〇mg配合」と記載されている場合があり、HMBなのかHMBカルシウムなのか判断できないため購入前に注意が必要です。

HMBとHMBカルシウムの効果に差はありません

純粋なHMBとHMBカルシウムには効果に違いはありません。

HMBカルシウムを使った実験結果にも表れています。通常、摂取カロリーを制限した状態だと、不足したエネルギーを脂肪と筋肉を分解して補おうとします。

ある実験で、1カ月間摂取カロリーを制限し、HMBカルシウムを2g摂取しました。その結果、筋肉量を維持した状態で、リバウンドもなく体重と脂肪を落とすことに成功したのです。

また、別の実験ではHMBカルシウムを朝、昼、晩に分けて摂取し、運動量は摂取前と変えずに30日間行ったところ、脂肪だけで体重が約1㎏減少しました。

この結果から、カルシウムにHMBを阻害する効果は無いため、純粋なHMBとHMBカルシウムには違いがないことがわかります。

参照論文:ダイエット補助素材としてのHMBカルシウム

HMBとHMBカルシウムの違いはカルシウムが含有されているかどうかです。カルシウムにはHMBの吸収を阻害しないため、しっかりと筋肉増強や筋肉減少を抑制する効果を発揮します。

そもそも、カルシウムが多く含まれている訳ではないので、HMBとHMBカルシウムを比較する必要はありません。

それよりも摂取量目安である3gを守り、継続して摂取することが重要です。飲むタイミングも大切で、トレーニング後、30分以内の摂取がベストだといわれています。

ただし、プロテインを飲む場合は、トレーニング前にHMB、トレーニング後にプロテインと分けて工夫すると良いでしょう。

HMB自体は摂取することで、筋肉を効率よくつけることができます。ボディメイクやダイエットの心強い味方になりますので、ぜひトレーニングでお役立てください。